【必見】現役ボクサーが使用する3種類のバンテージの特徴とは?

はじめに

現役ボクサーのファイティング井上です!

2記事目は、ボクシングと言えばの道具「バンテージ」に関するお話です。

 

いつも皆さんはどんなバンテージを使用していますか?

 

包帯タイプや伸縮性のあるマジックテープのものなど様々な種類がありますが、どのタイプが練習に最も適しているのでしょう。

 

バンテージは拳や手首を保護するために必須です。しっかり巻いて固定していないと拳は血だらけ、手首が捻挫してしまいます。

 

でも、使用後巻き直すの結構面倒じゃないですか。また、洗濯したらシワシワになるので伸ばしてから干したり、あるいはアイロンを掛けている人もいるのではないでしょうか?バンテージの準備が手間に感じる…なんて方も多いでしょう。

 

そんな方に向けて、今回は何種類ものバンテージを使用してきた私が考える拳や手首を保護しつつ、取扱しやすい3種類をご紹介します!自身にあったものを選ぶ際の参考にしていただければと思います。

 

3種類のバンテージの特徴を分かりやすくするために、以下の観点かつ5段階で評価していきます。

 

・耐久性       ★★★★★
・拳の保護レベル   ★★★★★
・巻き直しのしやすさ ★★★★★
・洗濯後の取扱やすさ ★★★★★

 

現役ボクサーが使用するバンテージ3種類!!

ここからは実際に私が使用しているバンテージ3種類の特徴を解説していきます!

 

包帯タイプ

・耐久性       ★★★
・拳の保護レベル   ★★★★★
・巻き直しのしやすさ ★★★
・洗濯後の取扱やすさ ★★★

 

まずは王道の「包帯タイプ」。拳と手首の保護を最優先に考えている方は包帯タイプがおすすめ!後で紹介する2種類のバンテージの中でも最も保護レベルが高い点が特徴です。

 

それもそのはず、長さが9mもあるため適切に拳に巻くことでガッチリ保護が可能なのです。また十分な長さがあるため自分で拳を重点的に固めたいのか、または手首を固めたいのか自分好みに調整できるのも良いですよね(私は手首の捻挫にビクビクしているので手首を重視していますw)。

 

この高いホールド力から公式戦では包帯タイプが使用されています。もちろん、井上尚弥選手も世界タイトルマッチで使用しています。

 

プロ選手も使用していることから万人におすすめです!と言いたいところなんですが、実は耐久性がありません。

 

というのも、バンテージと言っていますがただの包帯です(誰かに怒られるかもw)。素材がコットンなので1回でも洗濯するとシワシワかつ縮んでしまうのです(イメージとしてはコットン100%のTシャツをハンガーにかけないで干した時のよう)。

 

なので、干す際には濡れた状態から引っ張らなくてはいけないのです。これが個人的にかなり面倒…。しかも、長さが9mもあるため巻き直すのにも時間がかかる。そして、3回も洗濯しようものならカピカピになって使いものになりません(私の使い方が悪いだけかもしれません、オススメの洗濯方法があれば教えてください!)。

 

つまり、拳の保護という点では最高レベルですがコスパが悪いのです。

 

洗濯後のシワ伸ばしや巻き直しをする手間はありますが、拳と手首の保護を最優先に考えている方、または公式戦と同じ素材で日々の練習に挑みたい方は「包帯タイプ」がオススメです。

 

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伸縮タイプ(マジックテープ)

・耐久性       ★★★★
・拳の保護レベル   ★★★
・巻き直しのしやすさ ★★★★
・洗濯後の取扱やすさ ★★★★

 

次に紹介するのが伸縮性のあるバンテージ。包帯タイプほど拳や手首をガッチリ固定しなくてもいいから、洗濯後の手間を省きたいという方に適しています。

 

まず、素材が伸びるので自分の拳や手首にフィットし適度な保護が可能です。また洗濯しても包帯タイプと比較するとシワになりにくく濡れた状態で引っ張る手間が楽になります(全くシワがなくなるとは言えません)。加えて、激しい練習を何度こなしても、何回洗ったとしても大きく痛むことがないのが特徴です。つまり、包帯タイプよりは長期間の使用が可能。

 

ただし、どうしても包帯タイプよりは拳の保護レベルは劣ります。素材がゴムに近くかつ薄いんです。また伸びるからといって力強く引き伸ばしながら拳に巻いてしまうと鬱血してしまいますw

 

こうなるとサンドバッグを撃っている際やミット撃ちの時に手が痺れてしまうので要注意です(そこまでキツく巻く人はあまりいないかもしれませんが…w)

 

伸縮性のあるバンテージは包帯タイプと比べると、洗濯後の手間の少なさや長期利用できる点で優秀です。そのため、包帯タイプの取扱のしにくさに不満を感じていた方におすすめです。

 

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非伸縮タイプ(マジックテープ)

・耐久性       ★★★★★
・拳の保護レベル   ★★★★
・巻き直しのしやすさ ★★★★★
・洗濯後の取扱やすさ ★★★★

 

最後に紹介するのは”非”伸縮タイプのバンテージです。包帯タイプよりは劣りますが拳と手首はしっかり保護しつつ、かつ耐久性や取扱性も重視する方にオススメです。

 

伸縮タイプよりも生地が厚く丈夫なのが最大の特徴。洗濯してもシワがつきにくく干す際に引っ張る必要がほぼありません。また耐久性が3種の中で最も高く何十回も洗濯しても問題なく使用できます。加えて、4mと包帯タイプよりも短いので巻き直しがしやすいのもポイント。

 

ただし、却って短いために拳に巻く際に残りの長さを意識しなくてはいけません。上手く計算して巻かないと拳や手首をしっかり保護できなくなる可能性があります(慣れれば問題ありません)。

 

拳や手首の保護、長期使用、取扱のしやすさなど総合点が高いのが非伸縮性タイプのバンテージです。洗濯も楽なので週に何度も練習する方に適しています。

 

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【番外編】バンテージを洗濯する際に最適な方法とは?

皆さんはバンテージをどうやって洗濯していますか?

練習着と一緒に洗濯機に放り込んでいませんか。そして、バンテージが一緒に洗った服に絡まり解いている方がいるのではないでしょうか。当の私も同じように練習後にバンテージを洗濯機へポイッしてました。

 

バンテージはもちろん、服も傷んでしまうので本来なら避けたいところ。しかし、練習で疲れているとつい煩雑になってしまいますよね。

 

そこで、以前トレーナーに相談したところ「洗濯ネットに入れると良い」とのアドバイスをもらいました!

 

実際に洗濯ネットを使用して洗濯したところ見事に解決!!

 

バンテージと一緒に洗った洗濯物と絡まることが全くありません。それだけでなく洗濯によるバンテージの痛みも緩和してくれます。実際に包帯タイプで洗濯してみたのですが、そのまま洗濯した場合だと2回程度のしか利用できないのですが、洗濯ネットに入れて洗濯したら倍の4回くらいは余裕です!

 

また、洗濯後のシワも軽減されるようで干す際に引っ張る労力が少し省けました。(もちろん、全くシワができないわけではありません)

 

何よりも、入れるだけという手間いらずなところが良いんです!ネットに入れてスイッチを押すだけ、これなら練習で疲れていても問題ありません。

 

なので、バンテージの洗濯問題でお悩みの皆さんは、是非洗濯ネットで試してみてください!!

 

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まとめ:自分の好みに合うバンテージを!!

今回はバンテージ3種の特徴を紹介してみました!皆さんはどのバンテージが自分にあっていると思いましたか?

 

ちなみに、私は3種類を状況に応じて使用しています。普段の練習では伸縮性と非伸縮性のバンテージを使い、スパーリングをする際は包帯タイプでガッチリ拳と手首を固定しています。どのバンテージもそれぞれ特徴があると思うので状況に合わせて選択するのもアリかもしれませんね。